スマートウォッチ派から機械式時計派に戻った話

革靴・時計・スーツ

皆さん、普段時計を着用されますか?

スマホ/タブレットやノートPCの普及、街中/電車への電子掲示板の増加により、気軽に正確な時間を確認できる世の中になったため、わざわざ時計を着用する人は減少しているものと思います。

私は上記のような便利な世の中になっても時計を着けることが習慣化しており、学生時代は機械式時計、社会人になってからは機械式時計/スマートウォッチを併用していました。

しかしながら、スマートウォッチを使いこなすことができず、結局、機械式時計派に戻りました

スマートウォッチには良さがある一方、わざわざ着用する必要性を感じなかった点もあると考えたため、個人的な意見ですがまとめました。

スマートウォッチの良さ(使いたいと思った理由)

  1. 色んなアプリをダウンロードすれば、スマホの替わりになる。
  2. SUICAなどのアプリを入れると、電子決済できる
  3. スマホと連携すれば、メールやLINEの通知を確認できる
  4. 運動時に心拍数や消費カロリー、移動/走行距離を測定できる
  5. 防水性が高く、ラバーベルトのため汗にも強い
  6. 最新機器を保有する所有欲を満足させてくれる。

スマートウォッチの最大の利点は、スマホの機能の一部を代替できる部分にあります(時間も確認できますが…)

スマホをわざわざ出さずとも、通知の確認、電子決済(端末へスマートウォッチをかざして「ピッ」)を気軽にできます。最近はApple Watch等のスマートウォッチをビジネスマンが使っている場面も多く見かけ、ビジネスユースにも市民権を得ています。

私自身は、心拍数から運動強度を把握したかったため、スマートウォッチを導入しました。

ちなみに、会議やプレゼン中にも心拍数を測定し、「誰と話しているときに心拍数が上がっているか」を確認したりもしていました…。

スマートウォッチを使わなくなった理由

  1. スマホを絶対持ち歩くので、スマートウォッチを持つ必要性が無い(生活必需品として定着しなかった)。
  2. スマートウォッチは画面が小さいので、スマホの替わりにはならない。
  3. メールやLINEの通知が来ても最終的にはスマホで内容確認するので、スマートウォッチで通知確認できる意味があまり無い。
  4. 消費カロリーや移動/走行距離はスマホのアプリ(Google Fit等)で代替できる
  5. しばらく使用しないといつの間にか充電切れしており、いざという時に使えない

私はスマートウォッチを数ヶ月使用し、「スマホがスマートウォッチの上位互換」であることに改めて気づきました。スマートウォッチでできることはスマホでもできる一方、その反対にスマホでできることはスマートウォッチではできないように感じ、「ガジェットはスマホで十分、時計は機械式時計が最良」という結論になりました。

結局、スマホで内容を確認してしまう…。

また、地味にストレスに感じたのは、スマートウォッチが充電を必要とする点です。ただでさえ、机上が充電が必要な機器/ケーブルで溢れているため、スマートウォッチの充電を定期的にわざわざ行うということ自体が面倒になり、「ネジを回せばいつでも使える機械式時計派」に戻りました。

まとめ

私自身、スマートウォッチを使ってみて「自分が時計に何を求めているか」気づくことができました。

時間が確認できることは当然ですが、時計を眺めることでテンションが上がるorガンバっていこうと思えるからこそ時計を着けており、この気持ちは機械式時計でしか芽生えないものでした。

以前のLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループの時計部門のプレジデントであったジャンクロード・ビバーがNHKのインタビューで、「人々はパッションを揺さぶられるから時計を着用する」と発言されていました。これが本質だと思います。

現在、私は普段使いは機械式時計運動時に限りスマートウォッチを着用するよう使い分けています。

参考:機械式時計を着用した状態で運動したところ、秒針が吹っ飛んで文字盤に傷がついた経験があり、それ以来、運動時には絶対に機械式時計を着用しないようになりました…。