アラサーになると体に明確な変化を覚えます。代表的なものとして、①疲労が翌日に残る、②白髪が目に見えて増えることがあり、人間的に若手⇒中堅（中年）へと移行し、年齢を重ねた現実が突きつけられます。
何も対策しなければ、ただ単に心身ともに加齢一直線となります。そこで、多くの人が第一に着手することとして食生活の改善がありますが、食事だけで必要な栄養を取るには文字通り「健康な食生活」を送らざるを得ず、限界があります。
そこで、アラサーが必要な栄養を補うために接種すべきサプリメントについて紹介します。
疲労対策のサプリメント
①マルチビタミン
疲労回復には、抗酸化物質であるビタミン類の摂取が効果的です。ビタミンB／C／E etc.を取ることが望ましいですが、毎日野菜や果物を必要量準備することは手間でお金もかかる上に、食べるのも面倒です。ここに登場するのがマルチビタミンで、一日あたり数粒飲みさえすれば必要量のビタミンを取ることができます。疲労回復だけでなく、健康維持（例：口内炎予防など）にも効果的であり、オススメです。
白髪対策サプリメント
髪や肌は、生命維持に必ずしも必要では無い末端部位にあたるため、栄養が届きにくくなります。そのため、しっかりと栄養を取らないと髪質、肌質の低下が進みます。
中でも、見た目の印象を左右する「白髪」の発生を招く要素として、①加齢、②栄養不足、③睡眠不足、④ストレスがあります。この中で、栄養不足の改善により黒髪を増やす効果が示唆されるサプリメントとして、プロテインと亜鉛を紹介します。
①プロテイン
三大栄養素である炭水化物、脂質、タンパク質の中で、タンパク質は日常の食事だけでは不足しがちです。髪の主成分は「ケラチン」と呼ばれるタンパク質であり、栄養素が不足すると髪の毛が細くなる（抜け毛の増加）、髪の艶の低下、白髪の増加を招きます。
タンパク質は成人男性で65 g／日、筋トレしている人であれば体重×1.5～2 g／日程度が適正摂取量とされます。食事だけで前記のタンパク質を取ることは難しいため、通常の食事に加え、1回／日プロテインを20 g程度追加で取ることが推奨されます。
②亜鉛
亜鉛は髪の主成分であるケラチン（タンパク質）の合成や新陳代謝を促す役割を持ちます。つまり、亜鉛が欠乏するといくらプロテイン等の栄養を取っても、健康な髪が生えるサイクルを回すことができません。
また、白髪は体内の活性酵素がメラニン色素（黒髪の成分）を破壊することで発生します。亜鉛はこの活性酵素を除去⇒体内で蓄積することを防ぐ効果があります。
亜鉛の適正摂取量は、10 mg／日程度とされているので、これを目安にサプリメントを飲むようにしましょう。
おまけ：水分補給も大事
サプリメントでは無いですが、サプリメントの効果を最大化する存在が「水」です。栄養を髪まで届ける役割を担うのが水であり、水が不足していると栄養が行き渡りません。
水は1.5～2 L／日飲むことが推奨されていますが、多くの人はこの水分補給が不十分な状態です。現代人が常飲する機会の多いお茶やコーヒーは利尿作用のあるカフェインが含まれており、水分補給のつもりが逆に体から水分が抜けて水分不足の状態に陥ります。そのため、水分は意識して「純粋な水」から取るようにしましょう。
サプリメントは栄養補助、本質的には生活改善が大事
アラサーになると、加齢に抗おうと上記のようなサプリメントに頼り始めます。しかしながら、サプリメントはあくまでも栄養補助であり、どちらかというと対症療法に近いです。本質的には生活改善として「食生活、十分な睡眠、適度な運動によるストレス発散」を上手く組み合わせることが適切です。と言いつつも、現状打破のために手っ取り早い第一歩であるサプリメントから若さを維持する努力をすることも大事なことだと思います。
