溶けにくい透明な氷でハイボールをつくる(ドウシシャ・透明氷キューブ型)

生活・仕事

バーで飲むハイボールは、家で自分で作って飲むハイボールよりおいしく感じたことはありませんか?バーの氷はキレイな四角形で透明度が高く、かつ、溶けにくいため、見ても/飲んでも最後まで楽しむことができます。一方、家庭用冷凍庫でつくる氷は白濁+溶けやすいため直ぐにハイボールの味が薄まってしまい、何とも言えないもどかしさを感じます。

私は少しでも美味しくハイボールを飲みたいため、コンビニやスーパーのロックアイスを購入してきましたが、氷を買い足すことへ煩わしさを感じていました。家でも簡便に透明な氷をつくれないか検討していたところ「ドウシシャの製氷器」を使えばバーの氷を再現できることがわかったため、その良さをまとめます。

透明な氷をつくることが難しい理由

1. 水中に含まれる不純物(ミネラル・塩素など)の影響

水は不純物が含まれていない純粋な部分から凍り、凝固 (固体になること) が全体へ徐々に進むことで氷になります。この時、不純物を含む部分は最後に凍り、氷が白く濁る原因となります。一般的に、ミネラルウォーターにはカリウム・マグネシウム・カリウム・カルシウムが、水道水には先述のものに加えて塩素(カルキ)のような溶質が含まれており、透明な氷をつくる妨げになります。

※溶質:溶液に溶けている物質のこと。

2. 低温での急速な冷却=氷への空気の残存

家庭用の冷凍庫は約-20℃前後で水を急速に冷却されます。短時間で氷ができる一方、逃げ場を失った水中の空気が氷の中へプツプツと残存してしまい、白濁する原因になります。

家庭用冷凍庫では、どうしても中心が白濁した氷になってしまいます。

ドウシシャの製氷器で透明な氷をつくる

ドウシシャの製氷機はゆっくり水を冷却することで透明な氷ができる設計になっています。実際につくってみました。

ドウシシャ製氷機の構造と製氷方法

①貯水容器(プラスチック)、②氷の形状容器(ゴム状)、③断熱容器(発砲スチロール)の3つから構成されています。製氷方法は以下の通り簡単です。

  1. 貯水容器に水を入れた後、氷の形状容器を中に浸す。
  2. 貯水容器を断熱容器に入れる。
  3. 組み合わせた製氷機全体を冷凍庫へ入れ、20時間以上凍らせる。

断熱容器でゆっくりと水を冷却することで、空気が氷へ残らないようにする(空気を逃がしながら氷をつくる)とともに、純粋な水だけが形状容器中で先に凍る(透明な氷ができる)⇒凝固が進みににくい/白濁の原因となる不純物を含む水は貯水容器の下へ溜まる構造になっています。

ドウシシャ製氷機でつくった氷の出来栄え
ハイボールにすると、家庭用冷凍庫の氷より溶けにくかった「気」がします。

形状容器から取り出すと、写真のようにキレイで透明な氷ができました。どうしても、小さな気泡が氷へ残ってしまっていますが、気にならないレベルです。しっかりとバリをトリミング/成形すれば、バーで出てくるような氷に近づけることも可能です。つくった氷をジップロックに入れ冷凍庫で保管すれば、大量に備蓄することも可能です。

ドウシシャ製氷機を使う上でのデメリット

透明な氷をつくることができたため、大満足のドウシシャ製氷機ですが、下記のようなデメリットもあります。最大の欠点は、作業が煩雑で面倒くささを感じるところです…。

  1. 全て手作業のため、手間がかかる。
  2. 製氷に20時間以上かかるため、時間を要する。
  3. 2個/回でしか氷をつくれないため、効率が悪い。
  4. 冷凍庫へ製氷機一式を入れると場所を取り、邪魔になる(他の物を保管できなくなる)。

まとめ

ドウシシャ製氷機でできた透明な氷を取り出す際は毎回ワクワク感がり、氷をつくることが楽しみになります。また、初期投資(製氷機購入費:約1,500円)さえすれば、電気代/水道代を除くと無料で透明な氷をつくり続けることも魅力的です。

一方で、手間がかかるため、透明な氷をつくることが面倒な場合はスーパーやコンビニの透明な氷で解決することになるかもしれません。